- TOP
- BLOG
- コラム
- 起業のために必要な準備とは?
起業のために必要な準備とは?
2022.06.01
コラム
こんにちは。
日総ビルディング株式会社 広報担当です。
WIND BASEにお問い合わせいただく方の中には、これから起業を考えている方も多くいらっしゃいます。
そこで今回は起業を考えている方々へ、起業にあたってどのような準備が必要なのかをお伝えします。
1.事業計画を立てる
実際どのように事業を運営していくのかをまとめます。
・業界
・ターゲット
・商品またはサービス
・商材の料金
・営業方法
・事業スケジュール
・売上、利益目標
上記などをまとめたものが事業計画書です。
銀行に融資を受ける際判断基準にもされるものなので、具体性・一貫性のある計画書にしなければなりません。
2.会社の基本情報を決める
具体的には
・会社名
・本社所在地
・事業目的
・資本金
・発起人
などの項目を決める必要があります。
あわせて会社用の印鑑も購入しましょう。
3.資本金を用意
1円以上あれば法律上は会社が設立可能ですが、
資本金は返済する必要がない純資産なので金額が大きければ大きいほど会社に財務上の余力があると判断されます。
1円で会社を設立した場合、支払い能力に不安を感じた取引先や金融機関に取引自体を断られてしまう可能性があります。
業種によって基準は異なりますが、初期費用にプラスして3か月~半年間は売り上げがなくても事業が続けられる金額が一般的です。
また資本金は1,000万円以上は設立1期目より税金が発生するので、そちらも考慮が必要です。
4.定款の作成
定款とは、会社の規則を記載した書類です。
内容は一定の基準が設けられており
・絶対的記載事項
・相対的記載事項
・任意的記載事項
の3項目に分けられています。
この中で絶対的記載事項に定められている項目は、全て記載されていないと定款としての効力がなくなってしまうので注意が必要です。
定款には紙定款と電子定款があり、紙定款の場合は収入印紙代がかかります。
5.(株式会社の場合)定款の認証を受ける
定款を作成後、公証役場で認証を受ける必要があります。
認証を受けるにあたり
・定款:3部
・発起人全員の3か月以内に発行された印鑑証明書:各1通
・発起人全員の実印
・認証手数料:50,000円(現金)
・謄本代:250円×定款のページ数(現金)
・収入印紙:40,000円
・(代理人申請の場合)委任状
が必要です。
6.資本金の支払いをする
定款の認証が確定したら、資本金の支払を行います。
登記前で法人口座がない状態なので、個人名義の口座から振込みます。
登記申請の際に資本金が振り込まれたことを証明する書類が必要なので
通帳の
・表紙、1ページ目
・資本金の振込内容が記載されているページ
こちらをコピーしておくと2度手間になりません。
7.法務局で登記申請する
・登記申請書
・登録免許税分の収入印紙を貼りつけたA4用紙
・定款
・発起人の決定書
・取締役の就任承諾書
・代表取締役の就任承諾書
・取締役の印鑑証明書
・資本金の払い込みを証明する書類
・印鑑届出書
・登記すべきことを保存したCD-R
上記書類を揃え法務局で申請します。
8.登記後の手続き
申請した法務局で正しく登録されているか確認後、
・登記事項証明書の取得
・印鑑カードの取得
・印鑑証明の交付
の手続きをしましょう。
上記が完了すると無事法人設立、起業となります。
各機関や自治体により書類や期限が異なりますので、ご自身でもご確認くださいね。
「イノベーターのためのオフィス」であるWIND BASE SHIROKANEでは、
アーリーステージの起業家の皆様の支援を目的としたビジネスピッチを、2022年6月10日に開催します。
優勝者の方には「WIND BASE SHIROKANEの1室を半年間無料で利用できる権利」をお渡し予定です。
◇イベント特設サイト
https://innovationpitch.office.nisso-bldg.co.jp/
このようにWIND BASEでは
オフィス提供の側面から、様々なイノベーターの皆様の支援を行っていきたいと考えておりますので、
WIND BASEから発信される情報に今後ともぜひご注目ください!
WIND BASEへの内見予約・お問い合わせは上部バナーよりお待ちしております。